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責任を取らない [人]

リテラより



 『「今度の東京オリンピックは復興五輪と言いながら、明らかに東北復興にマイナスが出ている。それなのにみんな歓迎ムードに流されているのが気になって。仕事柄、戦時中の資料を読むことが多いんですが、太平洋戦争開戦当時の日本人と重なって見えるんですよ」


 オリンピックの熱狂に流される様は、太平洋戦争開戦当時の日本人と重なる-。椎名(林檎)の「国民全員が組織委員会」発言などその最たるものだろう。


 柳が現在の日本社会の現状を太平洋戦争時の日本社会と重ね合わせて警鐘を鳴らしたのは今回が初めてではない。柳氏は朝日新聞の「声」欄に〈小説家・柳広司〉として投稿。その中で、治安維持法と共謀罪の類似点の多さについて触れ、歴史からの教訓を忘れてはいけないことを読者にこう促した。


 「治安維持法は、成立当初、政府も新聞各社も「この法律は一般人には適用されない「抜くことはない伝家の宝刀」と明言していました。しかし、法律制定後の運用は事実上現場(警察)に丸投げされ、検挙率を上げるために多くの「一般人」が検挙され、取り調べの過程で殺されたり、心身に生涯癒えぬ傷を負わされたりしたことは周知の事実です。

 この結果に対して、治安維持法を推進した政治家や官僚たちが責任を取ることは、ついにありませんでした 』



 「抜くことはない伝家の宝刀」がどれだけ切れ味鋭いものに変貌したか!アベ首相が言う「9条に3項を加えても今までとなんら変わらない」ならば、敢えて加える、改憲する大義がないのです。字句の一つでも変えたならば、堤防の小さな穴と一緒でいくらでも解釈で広げられる。解釈改憲、閣議決定の罠。


 公文書改竄でもトップが一公務員の仕業だと断じて責任を取ることがない事実を目にすると、歴史は繰り返そうとしているとしか思えません。彼らは決して国民を守らない。使えなくなった部下は守らないのだから。




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 今日は親子丼と味噌汁、野菜と海藻のサラダ、自家製白玉入りフルーツポンチ。

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