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いのちを使う [本]

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 梅雨空に 甘き香のたつ もどり花 あの人を想う 共にありし日

 

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 やまもも

 

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 エゴノキの実

 

 

 

 日野原重明先生の『いのちのバトン』に

 「いのちとは、『君たちの持っている時間』『君たちが使える時間』のことです。君たちは毎日、その時間を使って、眠ったり、食べたり、運動したり、バスケをやったり、宿題をしたりしています。時間を使うこと、それはいのちを使うことなのです」という文があります。

 時間を使うことはいのちを使うこと

 自分のために他人のために時間を使う。喜んでくれる人の多からんことを、願います。


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リボン・プロジェクト [本]

  学校では、

  いい国民はなにをしなければならないか、

  をおそわります。

 

  どんな国やどんな人が悪者か、もおそわります。

 

 

  町のあちこちに、カメラがつけられます。

  いい国民ではない人がまわりにいないかと。

 

  だれかのことを、

  いい国民ではない人かも、と思ったら、

  おまわりさんに知らせます。

 

  おまわりさんは、

  いい国民ではないかもしれない人を

  つかまえます。

 

 

  『戦争のつくりかた』 りぼん・ぷろじぇくと より マガジンハウス刊

  これは、(今から11年前の)2004年6月14日に成立した有事関連法をはじめ、すでに施行されている法律や政令、審議中の法案(2004年7月12日現在)、国会答弁の内容などを踏まえて書かれた物語です。 P32より 

 

 この本の予想はそのまんま11年後の今を示しています

 というか、「今」に向かって政治家が固めてきたのです。

 

 こういう資料を見ると、安倍総理が首相となったから急に自民党は方向転換をして戦争できる国を作るのだと突き進んでいるのではなく、実は戦後着々とあの手この手を打って外堀を埋め、平和国家日本という名前を捨て去る準備を積み重ねてきたのだということがよくわかりますね。しかも、国民の基本的人権は制限的にしか認めないという改憲案を用意しています。

 

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 桜は 満開を迎えれば  いつまでも 花びらをつけておくことはできません

 

 人々は 平らかなることに倦んで 自ら争いの世界に身を置くことを選ぶのでしょうか     

 大方の長閑な平和よりも ひとりわが身の繁栄を先として 

 

 「他人の痛みを痛みとして学んでいく」と言いますが、やっぱり人は自分の感じる痛みしか実感できず、哀しいかなその痛みすら忘れていくのです。  


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自衛意識から始まる [本]

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 パンジーたくさんいただきました。

 

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 プランターをかき集めて

 

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 鉢にも寄せ植え、です。

 

 

 先日アマゾンからのお取り寄せ

すべての戦争は自衛意識から始まる」 『自分の国は血を流してでも守れ』と叫ぶ人に訊きたい

 ダイヤモンド社刊 森達也著

 平易な言葉で、どちらの側に立つ人であっても、戦争に関する知識の少ない方でも読めるように配慮してあって読みやすいです。

P3より 「現行憲法の公布前、国会で吉田茂首相に『戦争には侵略の戦争と自衛の戦争の二つがあり、その双方を否定するのはおかしい』と憲法草案について質問したのは、共産党の野坂参三議員だった。これに対して吉田首相は、『自衛の意識が戦争を起こす』と答弁した。すなわち九条の精神だ。この吉田の視点は、とてもリアルで正しい。以下略」

 

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 ボク、何にも怖くないから腹だして寝てるサ

 


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兵備機密 [本]

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 図書館で「従軍慰安婦」 兵備機密にされた女たちの秘史 山田盟子著 光人社刊を借りてきょう読み終わりました。1993年2月8日発行ですから、22年前になりますね。よく調べられた著作だと思います。「慰安婦たちの太平洋戦争」等、この方のシリーズが同社から発行されています。ちょっとでも興味のある方は、どうぞお近くの図書館で借りて読んでください。

 「南京大虐殺」があったかどうか、がよく取りざたされますが、兵士の略奪・強姦・虐殺が積み重なれば1ヵ所だけでは30万人にならなくても「数え上げればそのくらいの人数になっているから」と主張されてもおかしくないのだろうと思わざるを得ません。残念なことですが。


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「国は株式会社ではない [本]

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 なぜならば、国と国民は無限責任を負わねばならないが、株式会社は倒産しても株主に対してのみ有限責任を負うだけだから・・・だから国は絶対に株式会社という形になってはならない。この国の人たちは大部分が株式会社という形しか知らないから、効率最優先の方法が一番良いことだと思っているが・・・」というような語り口でこの国のありようをわかりやすく説いている

『街場の戦争論』 内田樹(うちだたつる)著 ミシマ社刊

 

矢部宏治氏の「日本はなぜ、『基地』と『原発』を止められないのか」と併せて読んでいただくとうれしいです。

 

もう一つおすすめ

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runa-simadaさんからのご紹介で

鶏手羽を、水とダシ醤油とマーマレードで味付けし、圧力釜で炊くと

小味があって大人の風味!パーティーに、お酒の友に^^


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慎まねばならないが [本]

またまた「日本はなぜ、『基地』と『原発』を止められないのか」から「敵国条項がある意味について」です

p212~P214より

国連憲章第二条三項 すべての加盟国は、その国際紛争を平和的手段によって(略)解決しなければならない

          四項 すべての加盟国は、武力による威嚇または武力の行使を(略)慎まなければならない

第五三条一項(後半) もっとも(略)敵国のいずれかに対する措置で、第一〇七条にしたがって規定されるもの、またはその敵国における侵略的政策の再現にそなえる地域的取り決めにおいて規定されるものは、関係政府の要請にもとづいてこの機構(国連)がその敵国による新たな侵略を防止する責任を負うときまでは例外とする

 

とするならば、我が国の近隣諸国は「日本が侵略的政策を再現しようとしている」と認めた場合、侵略を防止するために例外的合法的に攻撃できるということですね。 敵国というのはそういう意味です。

 

 

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実は人種問題だった [本]

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  ♪ 白地~に赤~く ♪

 『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』の著者 矢部宏治氏はこう言っています。

 国際連合において日本とドイツは敵国条項を適用されてきたが、

(p238)「ドイツは第2次大戦後、広大な領土をポーランドやフランスに割譲することを認め、国家としての『謝罪外交』も展開し、必死になって『過去の克服」をおこなうことで「新しいヨーロッパ」の中心国としての地位を固めてきました。中略 現在のドイツを『アメリカの属国』だとか、国連憲章における『敵国』だという人はどこにもいないでしょう。 (P239)第5代首相のヘルムート・シュミットも、周辺諸国の融和政策を推し進めました。彼は 中略 日本の外交問題について意見を求められるたびに、『日本は周囲に友人がいない。東アジアに仲のいい国がない。それが問題です』と礼儀正しく、しかしはっきりと助言してくれました」 (P241) それにひきかえ日本は 中略 講和条約に通常書かれるはずの敗戦国としての戦争責任も明記されず、賠償金の支払いも基本的に免除されました。そして過去に侵略をおこなった韓国や中国などの周辺諸国に対しては、贖罪意識よりも経済先進国としての優越感を前面に押し出すようになり、戦後七〇年のあいだ、本当の意味での信頼関係を築くことが、ついにできませんでした。

 その結果、日本は世界でただ一国だけ、国連における『敵国』という国際法上最下層の地位にとどまっているのです。」

またP224には「沖縄や本土の『人権条項の適用除外』の源流は、国連憲章『敵国条項』だった」として、

「日本の講和条約をめぐる問題については、(敵国条項によって)国連憲章は効力を発揮しないので、沖縄の米軍基地問題について、いくらそれが人権を侵害しても、国連人権理事会はアメリカ政府に対し勧告をおこなうことはできない。しかしそうした現状を放置していることは、沖縄人(琉球民族)という『人種の違う民族』への差別に当たるとして、日本政府に対し勧告することはできる

米軍やアメリカ政府が沖縄で何をしようがそれは・・・(国際法上も)人権侵害ではなく、人種問題の放置として日本政府へ勧告できる・・・誰が聞いてもショックな話ではありませんか?

他にも「日米安保条約の潜在的な敵国は実は日本である」などひょえ~~なことが検証してあって、目からポロポロ剥がれるものがあります。日本人なら右であろうが左であろうが涙なしでは読めない本かもしれません。

 

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  高みにて


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基地帝国アメリカ [本]

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何年も使い込んでだいぶ傷んできた卓上日誌の台。2014年も明日1日を残すのみとなって、

来年の分と交替しました。

 

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バイクも車もきれいに・・さすがにバイク5台を並べる勇気はありません(・・ 

一番でかいのは次男のモノだけど、ずらっと並べたらなんて言われるか (-"-)

 

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1日外遊びしたハル 最近は外ネコ時々うちネコ状態です

 

 

 

「40代の、子育てがほぼ終わった女性たちがネトウヨとして活動している」らしいのですが、そういう方々に是非読んでいただきたい本の紹介です。この国が、安保条約によって未だにアメリカに占領され国家主権のない状態にあることを彼女らが知れば怒り心頭に発するはずですし、まずその回復こそ本来の保守右翼として喫緊の課題であって、隣国隣人のことをとやかく言っている場合ではないのだということを。他人を自分の感覚で面白おかしく言い募ったところで自分らの地位が上がるわけもなく、また自分らの国の主権が侵されていることすら知らないでは右翼としてこれ以上恥ずかしいことはありませんね。

  日本はなぜ、

  「基地」と「原発」を

  止められないのか      矢部宏治著  集英社インターナショナル

日本国民として誇りある人でありたいと思う方ならば、この本を避けては通れません、絶対に読むべきです。


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この目を見て [本]

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ハルです

 

 倉敷での女児連れ去り事件、無事に戻ることが出来てほんとに良かったですね。彼女には心の瑕となってもいのちある限り生き抜いて欲しいです。お母さんも言われるように、「たくさんの方の支えがある」のですから。

 人はもっともっと体と心のことについて学ばねばいけませんね。

 

 

昨日の講演会で

澤地久枝さんと中村哲さんの対談集を買いました。まだ読んでないのですが ><

 人は愛するに足り、真心は信ずるに足る 」 アフガンとの約束 岩波書店

 

題名があまりにも心に響いたので・・・


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二刀流を [本]

認めない極論の誤り  P138より

 

新書大賞2014 第一位に撰ばれた「里山資本主義」 角川oneテーマ21

藻谷浩介 NHK広島取材班

 

この国の人たちはマジメだから極論に走りやすい・・・

鬼畜米英  一億玉砕  一億総懺悔 そういった流れの中にいる日本人の私たちだけれど

「過疎化や高齢化社会を迎えるこの国でもっと良い道があるのではないか?」と考えたら

方法は里山を活かす中にあった。

マネー資本主義べったりではなく、里山資本主義というサブシステムも再構築したらオイルの

高騰に頭を悩ますことも少なくなる!という提案の書。原発に頼りたい強欲な私たちにお薦めです。

 

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敵は目の前の手じゃ!

 

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敵を倒すと疲れる ><

 


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