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COSTA RICA [人]


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 今日は自主上映会でした。




 1948年に軍隊を廃止し、教育と福祉に予算を割り当てた国の話です。インタビューの中で、「小国が1万か2万の軍隊をもって強大な軍事力を持つアメリカに勝てますか?年間予算がミサイル1発くらいの国ですよ!」という言葉に現実をしっかりと見ていることを知ります。「軍隊を持てば私たちはいつでも戦争をする気があります」ということを「内外に言っていることと同じです」とも。


 政治家も国民もたゆまぬ努力をして、国民自身が「わが子を兵士にはしない」という強い意思を持っていることは素晴らしいことです。


 国民が人として尊ばれ、差別されない。目指すべき民主主義の形です。


 そんなコスタリカでも今、経済格差が広がって中間層がいなくなり社会不安が増大していると。新自由主義経済は一人勝ちを目指しているけれど、中間層という消費者がいなくなれば結局は経済が成り立たない。富の分配が必要なのですが・・・


 

 釈尊自身は、富の蓄積は必要であるし、それによって教団も庇護を得られ発展もすると言われています。祇園精舎の寄進がそうであったように、です。でも、それは釈尊の場合、魂の尊厳に昇華され=仏になるために必要であったのです。我欲のためではありませんでした。


 欲との、絶え間ない戦いを一人ひとりが自覚する。どうもそれしか人が人らしく生きる道はないようです。


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門司にて [人]

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                     関門海峡を望むレストランにて



 今日は北九州市門司区にて50回忌と33回忌と、13回忌の法要を営みました。自宅で法要後、近くのレストランにてお膳に・・


 施主のKさんが「先代のおしょにんさんにはよくしていただきました。私も若かったので、母が亡くなったとき悲しくてどうしたら良いか相談しましたら、お父さんがお経本をくださってね、今でも私それをずっと大事に持っています。中々読むことはかなわないのですけどね。こう言ってはなんですが、おしょにんさんのお父さんが亡くなって代替わりしたとき、私はほんとうに寂しかったです。」と。


 先代が亡くなってもう32年、今でも慕われているのはすごいことだと思います。幼い頃亡くなった長女が生きていればちょうど彼女と同じ年なので、父もわが子に接するようなそういう気持でお相手していたのかもしれませんね。


 父は大正5年生まれです。戦前・戦中・戦後の過酷な時代を一生懸命まじめに生きてきたことが、他人に寄り添える人となりを作ったのでしょう。上から目線の人ではありませんでした。





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 [仕事]

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 久留米市にて、人生初めて「直葬でお願いします」の直葬なるものを執り行いました。炉前のお経のみ頼まれたのですが、前日枕経にも伺いました。


 何せ初めてですから、葬儀屋さんにも久留米での直葬事情を聞かねばなりませんし、お位牌も事前にお預かりして戒名も書いておかねばなりません。


 息子さん夫婦がみえていました。現住地が関西であること、一人息子で身内が近くにいないこと、定年退職して自分たちの終活も考えねばならないことなどが、直葬を選んだ理由のようです。うちのお寺に墓地があるので墓仕舞いをどうするか、納骨堂か永代供養かなど、火葬の最中にお話ししました。


 ものがあると、話が難しいですね。


 お骨は私が持ち帰り本堂で四十九日忌までお守りします。

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どのように [人]


というのがあって、本来他言語を学ぶことに対する目的とか意識とか他言語でしかわからない思想や思量、楽しさがあるはずなのに、文科省の『「英語ができる日本人」の育成のための行動計画の策定について』では、まず最初に金と競争社会のことから始まり・・


 内田氏に言わせれば、文学も歴史も理解できなくて良い、という考えは「属国の植民地人は話せれば良い」「それ以上はいらない、宗主国に仕えるための言語教育!」だそうです。





 夢とか努力とかを現実化ですための、それを支えるビジョンがこの国にはないですね。戦後レジームからの脱却を掲げるよりも、ビジョンを掲げる思索ができる人材を政界に!






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それは 僕 [人]

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災害対策支部会議

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  熊本県の村会議員さんが避難所の具体的な運営方法をお話ししてくれて、とてもためになりました。

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ささやき [人]

 うちのお寺では本堂裏にお位牌を置く段々があります。そこに、葬儀を執り行った方の白木のお位牌をお預かりして、約30年間朝夕のお勤めの時に電気をつけてお経を届けます。


 昨日もお預かりしたのですが、亡くなった方は91歳という長寿を、自宅で看取られながら亡くなった方でした。その方のお位牌を前にして、長女の方が「もうちょっと待っててね」と小さな声で故人に言い聞かせるように囁いていました。


 40年近くやってますがこれは初めての経験です。でもほのぼのとした良い光景だなぁと思います。


 家族が仲良くやって来れたからなのか、ちょっと親孝行が足りないと思ったのか、事情はわかりませんが、いつかまた逢う日まで・・ちょっと待っててね・・・死に別れでも、そういう関係でいたいですね。




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アッキーは [人]

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 秋らしく花水木



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 お盆前、一生懸命水遣りした甲斐がありました~~







 北京にて

【 中国の方がよっぽど環境問題に熱心に取り組んでいて海を通じて、皆地球はつながっているので、協力し合って、環境問題に取り組んでいかれれば良い 】と仰ったんだそうですね。


 あの中国がどこより取り組んでいるのか?ですけど、普通に考えれば対象は東日本大震災で過酷事故となった福島第1原発の放射能汚染に対する日本政府や東電の対応なんでしょうね。海を通じてって言ってますし。


 彼女は天然キャラですから自らの言葉が発する意味合いや重みをあんまり感じないのでしょうが、責任を持って最後まで貫いて欲しいものです。

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2018-10-27 [人]

安田純平さんがシリアで長く拘束された後、解放されて帰ってきたことに関して、「本人が謝罪会見しろ」とか「政府に感謝しろ」とか「英雄ではない」とか、さまざまな感想・意見があるようですが、majyoさんのブログに引用されている漫画で説明されていたものが私にとっては得心できるものでした。


戦場のような、自分から怖いところには行きたくないし行く気もしないけれど、もし自分がそういうひどい環境に置かれていたならば、そのことを広くたくさんの人に知って欲しいと思う。


それを伝えるのが彼の自分のジャーナリストとしての務めであると、信じて行動しているならば、何回もそういう場で捕まる可能性はたくさんあって当たり前ではないでしょうか。


「何回も捕まっているのに、何の反省もなくまた行ってけしからん!」とか、「パスポート返上させろ!」とかいうのは簡単です。

でも、自分がひどい環境にあるとき、遠く極東からでも命がけでその事実を伝えてくれる人が来てくれたならば、当事者はどんなにかうれしいことでしょう。


辛坊治郎さん?が何年も前にヨットで遭難して助けられた時にまず日本政府に感謝した、それに倣えとかいうことが書かれていますが、彼は勝手に冒険して遭難しそうになったのであって、次元の違う話を比較対照できるかのように話題にするほうがおかしいのです。


本来ジャーナリストは英雄でありませんし、英雄になろうなんて考えて仕事をする人もあまりないのではないでしょうか。誰でも自分の命は惜しいのです。でもそれでもみんなに事実を伝えたいという気概や勇気を持って行動する人を、自分はのどかなところにいて悪しざまに言うのは、どうかしています。


英雄ではなくても、尊敬の念は持つべきです。


理不尽なことに立ち向かう勇気を持つこと、それが真の道徳ではありませんか?




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さぁどっち [アレンジ]

 珍しく本堂にアレンジが飾ってあったので何気なく撮ったアレンジ


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 Mさんと若嫁Tちゃんと、二人の競演だそうで・・だんだんとこちらも譲る準備をしているようです。





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