SSブログ

なおみ [人]

全米オープンテニスでの大坂なおみ選手の優勝「おめでとうございます」



セレナの調子特に「ファーストサービスが入らない」ことからくるリズムの悪さ、それが多分今回の彼女の敗因なのだと思いますが、大坂なおみが自分を見失わずしっかりと実力を発揮したことが優勝をたぐり寄せたのです。


セレナの

コーチングの警告→ラケット叩き折りに対するワンポイント付与

そして、主審への執拗な抗議に対する最終盤でのワンゲーム付与


そのどちらも(テレビ観戦ですが)4大大会を通じて、しかも決勝で初めて見ました。



もし日本国籍を持つ大坂なおみがハーフでなかったら、セレナへの主審の態度は黒人に対する偏見・人種差別だと言われたかもしれません。でも、明らかに調子が悪い、リードできないからのあのセレナの態度だったのです。日本人であれば、レジェンドと言われるような偉大な選手であればこそ、試合をコントロールし自分を律する態度を示して欲しいと思うだろうと感じました。


でも

そこが、私たち日本人とアメリカ人の文化の違いなのかな、とも思いました。


以前もどこかで書いたのですが、日本人はルールの中で正々堂々と戦うことを良しとする。あるいはスポーツマンシップとはそういうものであると教えられてきた。ルールは神聖なものであり、変えるなんて露ほども考えない。

ところが、欧米人はルールが自分に不適で間違っていれば自分に都合良く変える権利を持っていると考える。途中でも徹底的に主張する自由があると考える。より良く自分が戦いやすくなるように努力する。


そういう思考形態が民主主義の基礎なのかな、とも。




今回、大坂なおみ選手が素晴らしいプレーで、実力で勝利したことは疑いようがなく、セレナの態度によって傷が付くものではありません。セレモニーで申し訳なさそうにしていたことがかわいそうになるくらいです。


ほとんど英語しか話さずパッと見日本人っぽくないけれど、彼女の態度は間違いなく(良くも悪くも)日本人でしたね。



がんばれなおみ!


祖父は根室にお住まいとか。

北海道に勇気を与えましたね。


nice!(13)  コメント(4) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。