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限界ではないですか [時事]

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                                                   エゴノキの実

 

   2011.10.5-1.JPG ケイトウ

 

 ご法事のお話で「原発の再稼動や運転はもうやめてもらいたい」と話しましたら、

 「でも、原発が稼動しなくなって、電気が足りなくなったことが分かったんですよね」と言う方がありました。私は逆に、「54基のうちの10基(九電の玄海4号機が原因不明の自動停止したので)しか動いてないのに夏のピークを乗り切れたということは・・原発がなくてもやっていけるということが、はっきりわかったんですね」と言います。

 「原油が上がり燃料代が高騰して大変!原発は燃料代が安くあがるのに」という方には、「現時点ですら福島第1は廃炉にするのに1兆2000億円と見積もっています。しかも、スリーマイルと同じようにじわじわと収束させていって、やっと10年後(そのときにはもっと費用が膨らむでしょう)くらいを目途に廃炉への作業を始めるらしい。すべてが放射線を浴びてるのでスクラップにもならない。なんの利益も生まないモノに、これから先民間の電力会社が何百年も責任を持って管理を続けていくって信じられますか?そのコストは、私たちがイヤでも電気代で払うしかないんですよ」と問います。 

 すでに、プルトニウムも在庫が40トンになってしまって処理に困っています。「在庫を減らすにはプルサーマルで燃やすしかない」とか言われてるけど、減るどころか逆に増えていっている。

 そうして、頼みの六ヶ所村の再処理工場はまだ稼動させられていません。幸いなことにと言うべきなのか・・・稼動を始めたら高濃度の放射能を海に垂れ流しですから・・・・それでも、いつかは始めるしかないと言われている・・貯め場所がないので、少しでも嵩を減らすために・・・ これらは政治家が始めたことでも、今はもう利益を享受している私たちの責任なんですよね。

 

 いつかいつかと言いながら難問を先送りするのも日本という国のお家芸ですが、もうそれも限界にきているのではありませんか?正解はなくとも、振り出しに戻るくらいの勇気を出して行動しましょうよ。

 

 いのちの尊さを問い語る人々が、その口で原発のことを語らないのが不思議でならない。

 

 


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