家庭教育支援法って? [人]
現代ビジネスプレミアムの社会欄に次のような記事が載っています。
【 ジミントウの文部科学部会は法案を了承し、早ければ次の国会に提出される可能性がある。小池百合子氏も推進派に名を連ねているので、選挙の争点としては注目されていない。
この法案による家庭教育支援に教育委員会は関与せず、文部科学大臣が基本方針から具体的内容まで広範な決定権を持つ。そこに歯止めや限界はない。大臣の決めた方針が全国の学校・住民・保護者へストレートに浸透していく。
この法案は、超党派の国会議員による「親学推進議員連盟」の方針に添って作られた。
新自由主義政策で格差と競争が強まるなか、政府への不満をそらしつつ国民のアイデンティティーを保持する手段として「家族の意義」を強調する。
社会保障の削減にあたって国民が目指すべき模範として「国に頼らず自立した家庭像」を提示する。 】
あの手この手で家族の意義を強調し、新自由主義政策でもたらされる重大な欠点(格差と過度の競争)を国民の自助努力で補わせる。
2017-10-11 17:25
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コメント(7)
これは前川さんも言っていましたが、怖いですね
模範的な親にはなれません。
彼等の求める家庭像は・・・・・教育勅語のようなものでしょうか?
by majyo (2017-10-12 16:15)
majyoさん そうなんでしょうね。上下関係がしっかりしていることが第一条件でしょう。どうなんでしょうね、今家庭の中でその重圧に耐えられるオヤジってどのくらいいるんだろう?今までのあるべき家族像からの百八十度転換ですかね。
by gonntan (2017-10-12 22:14)
家庭教育支援法という
名前からは想像がつかない不思議な法案
何やら、戦前回帰につながる嫌な予感がします。
こんなの、おらいらない!
と、歌いたくなる。
by ファルコ84 (2017-10-13 21:51)
ファルコ84さん 自立支援とか言い出したら逆を考えたほうが良いようです。
by gonntan (2017-10-14 11:57)
三権分立と言いますが、教育も国家から独立していないといけないんですよね、国の子ではなく、親の子、社会の子なんですから。
そこを考慮して、教育委員会制度になっているんですよね。
国家主義の考え方でいくと、家庭も子供も国家を構成する部品ということになってきて、あれこれ口を出すようになる。
こんな方向の改革ばかりです。改革というより改悪、進歩というより退歩です。
助けてくれ~~~、もう悲鳴です!
by momotaro (2017-10-16 15:46)
戦前の教育についてどんな反省があったのか、とても重要な点と思ってきましたが、今度家庭教育基本法を考えているという、枝葉の問題ではない基本的な問題の認識の違いがあるように思います。この点はあまり議論が深められていませんね。人間に対する考え方とか子供観とか社会に対する考えとか、深刻になっているさまざまな問題の背後にあるとおもうのですが。
by 風船かずら (2017-10-27 09:24)
momotaroさん 口は出すけど奨学金は出さない。日本奨学会を無くしたのはジミントウ政権ですね。
風船かずらさん 社会を支える部品としての観点から、家族や個人を国家に組み込むのだという意思、そこだけははっきりしていると思います。戦前はすべて良かったという意識ですから、反省は無いでしょうね。民主主義はつぶせ!なので、そこは親方のアメリカと対立するところです。
by gonntan (2017-10-28 20:45)