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 今更ですが、人が意図的にする行為に目的がないということはありえません。

 ジミントウ改憲案にある第24条1項「家族は、互いに助け合わなければならない。」

 これを道徳的規程であるというのは本質的におかしなことです。国の基本法である憲法を書き換えようかというときに、敢えて道徳的規範を持ってくる必然性がありません。必要があるから書き換えるのです。

 「家族はお互いに助け合うものである」=国に頼ることはさせません!生活保護も介護も、家族となった者同士が助け合う。それが美しい日本古来の家族制度である、という刷り込みを憲法によってお膳立てする、ということです。

 でもそもそも、お互いに自主的に助け合う家族や家庭はどの時代にあったでしょうか?第2次大戦の終戦までは、家長の下で否応なく服従するしか生きる術はなかった。自主的に助け合う家庭や家族という幻想がもし成立するならば、それは戦後の一時期、せいぜい昭和まででしょう。戦後復興を果たして一億総中流階級だという意識を共有できた時代です。

 過去の歴史をさかのぼってみれば、干魃や飢饉による餓死とか、丁稚奉公、身売り、出稼ぎとかが普通にあって・・・しあわせな家庭生活を自宅で送れた人はどれくらいいたのでしょうか?

 「しあわせ」というくくりを外せば、とりあえず家族は成立します。

 こういう条項が成立すると、それでなくても結婚願望のない人たちは、煩わしい家庭や家族がなければ、助け合う必要も無いわけですから、生涯未婚という道をもっと積極的に選ぶようになるかもしれません。

 

 でも、頼れるのは「稼いだお金と保険、自分の健康」だけですが、

 

 実は、ジミントウはそんな時代を作りたいのかもしれない。

 利殖は株で保険はアフ〇ックにお任せ 

 

 だって今の政治家は、市会議員から国会議員までみんなそうやって蓄財に余念がないでしょ。

 「国民の生活が一番なんて、そんな政治は間違っている」と堂々と仰る女性議員がいるくらいですから。


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コメント 5

えんや

助け合う、、、共助?、、、出来ることはする
それでいいと思う、、、無い袖は振れないですから、、、。
憲法に、、、要らんですね。
by えんや (2016-10-08 17:01) 

gonntan

えんやさん 「助け合うことは憲法に書くことではないし、強制されることでもない」 一言大本に書いておけば、後は法律で権力者の都合の良いように、いかようにも運用されてしまいます。
by gonntan (2016-10-08 20:34) 

momotaro

> 第24条1項「家族は、互いに助け合わなければならない。」
まったく、国に言われる、まして憲法で強制されることではございませんわね〜
ジミントウさんは、本当にどうかしちゃってますよね、マスコミさんもしっかりしてよ!
by momotaro (2016-10-09 03:45) 

majyo

24条 本当に危ないです。すべて自己責任とします
もちろん老人施設なんて無くなりますね
今だってかなりの金額払っていますよ
by majyo (2016-10-09 19:37) 

ファルコ84

安倍総理、「谷垣時代のものだから」なんて
言い逃れをする憲法草案
知れば知るほど戦前回帰の何物でもない
本当に恐ろしいです。
by ファルコ84 (2016-10-10 01:05) 

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