奇特な

　　　　　　　

　「御朱印をいただけますか？」と来られた方。島根県からだそうです。「軽トラで、普通の格好でお参りしたほうが構えなくてよいでしょ？」とのことでしたが、出雲の為久寺のお檀家さんで、ちゃんと檀徒　○○　という名刺を持参されていました。千ヶ寺参りの方は時々見えますが、こんな方は初めてです。たまたま昨日「出雲大社に行ってきた～。新幹線と特急乗り継いで大体６時間くらいやったかねぇ～」という方が「お土産持って来た」と来られましたが、そのくらい遠いところをお一人で、軽トラで（・・　「フェリーで国東に上がり、大分から宮崎を廻り、佐賀からこちらへ来て、これから福岡県を何ヶ寺か廻って下関経由で帰ろうかと思ってます」　　ご両親の供養のためだそうです。奇特な方ですね。

 

　そうして、もう一人素晴らしい方は学習会にお呼びした大分の岡村弁護士さん。

　

　山口大学教授の纐纈篤さんの「過去の戦争に責任はなくても明日の戦争には責任がある」という言葉を引いて、「これからは、日米地位協定の下に位置する日本国憲法のありようを考え、私たち自身の主権者としての意識や行動を問いなおしていくことが日本の未来をつくる」というようなお話をされました。

　「自分はどういう風に自分の人生を生きたいのか。それは仏の心や先祖の願いに適うのか」　改めて問うところです。