雨宿り中 [いのち]
コムラサキの実に囲まれて 小さなクモが雨宿り中
きょうのお昼は
総供養での御斎、
黒塗りのお椀でいただきました。
みんなと一緒に酢物を食べてた幼稚園に行ってる男の子が、
「このサラダは辛い！食べ残してもイイ？ と言ってましたが、作ったおばあちゃんたちは「サラダ？あぁ酢物のことやね。なんで辛いっちゃろう。辛いものは入っちょらんが・・」 多分酸っぱい味を辛味と感じたのでしょう。幼い子はあんまりそういう味にはなれてませんよね。でも、多分普段家ではマヨネーズ味の野菜料理が出るのでしょうが、そういう味もあることを知る良い機会でしたね。うちのお寺でも、御斎に直って初めてお孫さんが酢物を食べることを知った方もいらっしゃいましたし。
「昔はこのあたりもお葬式のときは料理を自分たちで作って、このお椀で出してたけどねぇ。今じゃこん時だけじゃね」 ちょっと遠い目つきになって語るお年寄り。
伝えていきたい味、伝える心、伝える機会、伝える相手。どれが欠けても続きませんが、
師匠の逝去を伝え聞いて、「師匠の墓前でこの文を読んでください。その後はあなた方が何度でも開いて読みなさい」と日蓮聖人が弟子に託した心持ちを推し量ると、伝えたいほんとうに大事なことはいつからでも・どこででも・何度でも・忍耐強くという心持ちが必要ということですね。
生き甲斐ってそういうもんでしょ 楽しいことを伝えることは苦労しない
2011-09-19 19:52
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コメント(2)
黒塗りのお椀に盛った田舎の懐かしいお料理．．．ホントに段々無くなって行くのでしょうね・・・今は私は料理を作らなくなりましたが、娘は昔、私が作った田舎料理が好きで時々教えて・・・といってきます。
家の４歳の孫は初めて食べる物には凄く警戒心を持ちますね(^^;
by ちゃーちゃん (2011-09-21 22:03)
ちゃーちゃんさん 警戒心っていうところで笑ってしまいましたが、うちの子も箸をつけませんよ＞＜
by gonntan (2011-09-21 23:32)