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乃至童子の [孫]

 「大好きだったおじいちゃんのためにっ!!」

と、佛前にかわいいお地蔵さまの灯籠をあげてくれたお孫さんたち。 その灯籠を見ながらお経を唱えた私。

 

 もちろん法話は、お地蔵さま。

 

 「お地蔵さまは賽の河原で水子を助ける菩薩さまであると言われています。水子たちはこの世に一度も出ることなく佛さまの世界へと戻ります。どこかで、『河原の石を積んで塔を建てると佛さまの世界に行ける』と聞いた水子たちは、早く戻りたい一心で、一生懸命小さな手で石を積むんです。ところが、もう後1個の石を積めば完成って時になると、どこからか鬼がやって来てその塔を突き崩すんです。水子たちは泣きながらまた初めから石塔を組み始めるんですよ。何回も何回もそうやるんです。その姿を哀れんで、地蔵さまがお助けして、水子たちを佛界へ連れて行ってくれるというんですね。」

 「きょう、おじいちゃんのためにとお孫さんたちがお地蔵さまの灯籠をお供えして、さらにお経を唱えてくれました。それはおじいちゃんのためなんですが・・・・こう考えてはどうでしょうか?みんなで唱えた佛さまの教えをおじいちゃんに届ける。そうしたら、おじいちゃんがもりもりパワーアップして、お地蔵さまの手助けをして、水子たちに『一緒に佛さまのところへ行こう、連れていってあげるよ』と。もちろん、おじいちゃんは言うだけじゃなく実行する。灯籠をお供えし、お経を読んで追善供養をしたことが、おじいちゃんだけが佛さまの世界に行くためじゃなくて、さらに善根を積める功徳になるって考えたら、うれしくありませんか?」

 

 「もしは広野の中において 土を積んで佛廟をなし   乃至童子の戯れに 沙(すな)をあつめて佛塔とせる  かくのごとき諸人等 みなすでに佛道を成じき」

 

 

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 昨日はカレー

 きょうは大根が鍋の中に。湯気を上げてパワーアップ中~美味しくなるぞ~

           2010.2.11.JPG

 


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