P117 [本]
発表の場 の章より
才ある者に見え、才薄き者にはとらえられない世界が歴然とある。努力で埋められることもあるが、超えられないこともある。
その差は、秀でた走者が他を抜いて走るように目に見えて明らかなことだが、感じる世界のことは違いがわかりにくく、暗き感受性同じように見えてしまい、悲しいことだが気づかずに通り過ぎていく。
人は、生まれたときがスタート時点だと考えると割り切れないことが多い。しかし、それはしかたのないことで、人は違いがあり多様だからおもしろく、それがまた次の何かの原動力になってもいく。
P117より
『色彩は魂のクリスタル』 画家 通天のこと 絵森ミチル著 彩流社発行
画家の人となりをしっかりと捉えて、まるで本人が目の前にいるように書いています。
「才ある者のには見え、才薄き者には捉えられない世界がある・・・」
お薦めです。是非お読みください。
2015-10-03 21:54
nice!(3)
コメント(0)
コメント 0