ぼくの宝は [本]
渋柿、あんまり暑いので今年もほぼすべて熟柿になっています。
はなみずき
うちの宝は、渋柿もはなみずきもですが・・・
「ぼくの宝は足と友」 編集工房ノア 渡利 真著
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P57より 【望くんの中学2年の夏のことだ。(中略)普段家では義足を取っているのだが、のぶりんに足を見せても理解してくれるとは思っていたが、気持ち悪いという表情をされたらどうしよう、友だちをやめるようなことになるかもしれないなど、色々な想像をしていた。でも俺は決心した。義足を外し、のぶりんに本当の足を見てもらおうと俺は、「のぶりん、足とっていい?」と直球勝負をした。その答えを今でも鮮明に覚えている。「やっと見せてくれるんやな。どんだけ待たせるねん」のぶりんはそう言うと、普段の優しい顔でニコッと笑った。俺は言った。「見せたかったんやけどな。もっと早く見せたらよかった」 】
人の思い、情、祈り、信頼、信念、それらが全てさらりと、ここにはあります。
2013-10-03 17:22
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コメント(2)
偶然このブログにたどりつきました。「ぼくの宝は足と友」の作者です。
望くんのコペルニクス的転回の場面をとりあげてくださってありがとうございます。「足」を友だちに受け入れられる場面、私は彼自身の言葉を借りるより書くすべがありませんでした。
“人の思い、情、祈り、信頼、信念、それらがすべてさらりとここにはあります”と書いてくださって、なんとすてきな読み方をしてくださるのだろう、と思いました。“さらりと”がもっとも願っていたことです。
ありがとうございます。
by 渡利真 (2013-10-05 23:07)
渡利真さん 「すごいことじゃないんだ。あたりまえなんだよ!」という思い、私も含めて全ての方と共有できたら、この世界は光り輝くものになりますね。法事の折に、この部分何回も使わせていただいています。ありがとうございます。
by gonntan (2013-10-08 10:41)