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悦に入る [本]

     2013.6.22-1.JPG

 昨日の続きになりますが

 「わら1本の革命」P165より

 「麻糸を解くつもりで縺(もつ)れさせたら人々は怒るだろう。科学者はこの世を解明しようとして、反対に昏迷(こんめい)の世界にしたにすぎない。科学はものごとを完全に解明するものではないからである。

 中略

 科学が人間に役立つと思っているのはどういうわけか。人間は役立つ条件を先ずつくっておいて、役立つものを造って一人で悦に入っているというのが実相である。」

 

 諸条件を整えておいてから、その条件にもっとも合うモノを作り出し、科学の成果・勝利!科学万歳!と言うのだと。最初から条件を作っているのだから、合致しないはずが無い・・・

 統計の手法と似てますね。答えを導き出すための質問設定ありき。思い込みをさらに強調する手段としての科学への絶対の信頼。

 その盲信は、やはり「幸せになりたい!」という心が作り出したものでしょう。

 「なれる」・「なりたい」という分別を離れたところにある幸せを見つけられるかどうか、ですね。

 


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