訪れ [いのち]
つながれ つながるわたしたち
馬酔木 あせび
先日、「叔母のお骨がこちらの納骨堂にあると聞いたものでお参りに来ました。上がってもよろしいですか?」と、青年が訪ねてきました。 お彼岸頃でもあったし、何か気になるものがあったようです。納骨堂に案内し、灯明を点し、「線香をどうぞ」と言って場所を代わりました。
後ろから見ておりましたら、ごそごそポケット探った後で、「すみません。お賽銭を持ってきてないのですが・・・」とのこと。気を使わせてしまったようです。「お賽銭は良いですよ。あなたが来てくれただけで、叔母さんも喜んでるでしょうし」と言いましたら、神妙に手を合わせて拝んでいました。
そうして、
「これで気持ちがスッキリしました。ありがとうございました」
久しぶりの甥の訪れ、何かのお知らせがあったのでしょう。すっきりとした顔で帰っていかれました。
つながりは自分で繋ぐものですね。
2011-04-05 21:05
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