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差し入れの赤飯 [災害]

 連日の北部九州豪雨災害のことですが


 今日も県内から4名の応援を頂きました。Y家・S家・H家・I家と4軒見て回りましたが、どこも10名以上のボランティアさんが荷物出しや泥出し等てきぱきと動いてくれていました。


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 ここでは入り口の水路を掘り出して水抜きをよくする作業してくれました。今までは人数的にとても手が出ないところです。


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 石材店の重機1台と運搬車が2台動いて泥を搬出してくれています。



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 板を剥いで泥出し水抜き、ここはポンプが動いているので水が使えます。



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 隣のI家は使用可能な2階建ての倉庫のみ、全力で復旧させました。



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 毎月福岡からお墓参りに来られるKさんが、赤飯を差し入れてくれました。



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連休で [災害]

 朝一で昨日の作業の進捗状況確認に大鶴へ


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 コンテナパックというのかフレコンパックというのか??東日本大震災の現場でもよく目にする黒の土嚢がたくさん並んでいます。奥の土手もこちら側も流木が取り払われています。


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 線路伝いに重機が入って作業していました。明日はこの仮道を通って小型のユンボを「チーム大分」が搬入し、家の周りの土砂の片付けをしてくれる約束しています。


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 名古屋からでしょう、鯱バスに乗って支援物資と大勢のボランティアさんたちが到着。


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 今日は葬儀があってお手伝いできませんでしたが、明日はチーム大分6人と、若いお坊さん4人と、義兄と私たちでH家やS家に行きます。


 3連休でたくさんの方の力を借りて、この地域が一気に片付くとうれしいですね。

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日田市小野地区 [災害]

 気になっていた日田市小野地区は、ずっと立ち入り禁止になっていたのです。

 檀家さんが4軒あります。避難所になっている公民館に行ったら

「今日はもう帰れるようになったのでY子さんは、さっき家に帰りましたよ」と

ご近所の方が教えてくれました。


 谷の入り口では崩落箇所があって

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 山から田んぼへ。田んぼだったところは土砂と杉ばかり



 檀家さんのところは、崩落してダム状態になっているすぐ下流の地区です。


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 ここから先は工事関係の車しか行けません。この手前にもゲートがあって、「関係者ですか?」と聞かれたので「すぐそこが親戚です!」と言って通らせてもらいました。


 お天気になって、砂埃が舞ってます。ダム状態になっているのを取り壊す工事も早くしてもらわねばなりませんし、痛し痒しです。



 尋ねたところは幸いみんな元気にしていたので一安心です。


 驚いたのは、地区全体がこんな状況なのに、留守だった家のポストに新興宗教の顕〇会のチラシが入れてある、そんなところもありました。災害ですら利用できるものは利用する、その神経にあきれます。困ったもんです。


 共存共栄とともに共感共苦がなければ、宗教とは言えないのではないでしょうか。




 大鶴のH家へは若手僧侶3人とうちから2人行って、玄関周りの土砂出しと家具の移動をしました。チーム大分の梅山さんに事情を話したら、ユンボを持っている人を紹介してくださって、明日明後日はユンボと人手を都合してくれるとのこと。仕事が進みます。感謝!



  今回気が付いたのは、ボランティア活動をするためには手厚い支援が必要だということです。気持ちよく働くためには、帰ったら泥で汚れた服や道具をきれいにしたり、ふろや食事の用意が欠かせません。後方支援の充実はすべての基本なんでしょうね。

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かなりうれしい [災害]

 今日は市の社協に支援物資を運び、一輪車を借りました。ちょうどそこにいた女の子が「午後から来たので行き先がない」と帰り支度をしていたところを、社協の係員がマッチングしてくれ、来てもらえることになりました。今日は仕事がお休みなのでボランティアに来ましたとのこと、ありがたいですね。


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 福岡から来た義兄と、ボランティアの女の子。昨日こんな若いきれいな子が来てくれていたら、若いお坊さんたちの働き、すさまじかったでしょうねぇ・・収拾がつかなかったかも(・・


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 義兄と彼女と、家主さんと親戚のおじちゃんと、Mさんと息子たちとで昨日の続きのH家での泥出ししました。手の届く範囲はほぼ終わりました。下のコンクリートが見えています。ちょっとうれしいです。


 青年会はボランティアのスケジュールを作って、交代で来てくれるようになりました。明日は、外回りの土を片付けたいです。



 momotaroさんが「口座番号を教えてくれたら」とのことでしたので、うちの分ではないのですが独自に一生懸命活動されている「チーム大分」の口座をご紹介します。


 銀行名 九州労働金庫   日田支店

      普通  6348975

 名 義 ボランティアネットワーク チーム大分 代表 梅山忠信


 東日本大震災・熊本地震にもずっと支援し続けている素晴らしい団体です。

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駆け付け [災害]

 県内各地

 遠い方から佐伯市・津久見市・臼杵市・大分市・別府市と

 7人のサムライならぬ若いお坊さん方が7名

 駆け付け支援してくれました。

 うち2人は、昨日から福岡県杷木方面での活動をして

 今日はこちらに合流です。


 この惨状を見て「家族が無事だっただけでも良かったねぇ」と

思わずそういう思いが口をついて出た方もありました。


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 家の裏、庭だったところに池ができているのですから!


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 人数が揃い体力もあるので、H家ではお仏壇からタンスから重いモノをいくつも運び出した後、床板をはぎ、10センチ以上溜まった泥を人海戦術で出しました。水を吐かす川も溝もないので、衣装ケースをバケツ代わりに遠くまで運んでもらいます。

 昨日作業したY家では3人が台所の片付けと清掃までやって、「冷蔵庫が使えるまでしました」とのこと、ありがたし。


 終わった後、へばりついた泥が乾くとどこにでもついてなかなか落ちません。蒸れるので大変ですけど、作業の格好としては、一番上に雨合羽を着るのが後々の車の中汚れ対策になりますね。



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 終わりのない作業ですが、どこかで区切りをつけないとそれぞれの自宅へ帰れないので4時半を目処に片付け、撤収。


 「時間を作ってこれからも来ますから、場所と作業を言いつけて下さい!こんな時だから遠慮したらダメですよ。ジャンジャン言って下さい!」と頼もしい言葉を残して颯爽とそれぞれ帰路に。疲れているので居眠り運転しないように、安全に帰れるように祈っています。

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急遽 [災害]

 朝になって、大分市からIさんがお手伝いに来てくれることになりました。

 「途中支援物資を買ってきた」と、インスタントラーメンや缶詰類をたくさん持って!


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今日もYさん宅へ行って床下の泥出しと


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 水抜きです。土台がコンクリートじゃないので5センチくらい削ったら砂利状態。どろどろなのであまり良い条件ではないですね。


 スポンジを差し入れしてくれた会社があって、それが非常に役立ちました。恐らくぞうきんの3~4倍の吸い取り能力があると思います。作業がはかどるかどうかはやっぱり道具ですね。



 明日は、今日から福岡県に入っている管内若手僧侶が5人ほどこちらに来てくれるといいます。ありがたいです。


 岡山県の日蓮宗社会教化協議会からタオルがダンボールに2箱、届けられました。感謝します<(_ _)>


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2×2 [災害]

 今日は昼から息子2人とMさんと4人、途中でワイパーとちり取りを買って


昨日のY家とS家と2人ずつ、二手に分かれてお手伝い



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 畳が重いのは承知してましたが・・・やっぱり重い!

S家に行ってる息子たちに応援頼もうか?っていうくらい重かった(ー_ー)!!


災害救援隊チーム大分にも電話してみましたが、「こっちもネコの手が借りたいくらいで人手は回せない」 社協にも頼みましたが「受け付けましたが、いつ行けるかはわからない・・」とのことでした。
 畳の種類によって違うんですね。4人でやっとっていうのと、2人で持てるのとありました。とにかく外に出して、ほとんどのモノが廃棄処分へ


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 床下を乾かすためにも畳だけは外しておきたかったのですが

 まだ応接間と奥の間が手つかずです。



今日からウィークディですから息子さんたちも仕事があって来れません。

6人中Mさんが一番若くて、家主も親戚も70才台ですから中々はかどりませんね ><



明後日は県内寺院の若手がお手伝いに来てくれるというので心待ちにしています!

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間仕切り [災害]

 今日も大雨警報が出ていてボランティア活動も中止という放送があり、午前中は自宅待機でした。昼過ぎから晴れ間も出たので、差し入れの飲み物を買って大鶴地区へ。振興センターへ行ったらすぐ近くの方は自宅の片付けをしているのが見えたので、そちらのお手伝いに駆け付けました。


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 ここは元中学校跡地で川からちょっと高い場所なのですが、予想外の水でやられています。




 「全部閉めて避難したけど、裏口のここから水が入ったようだ」とのことでした。「家の中をグルッと渦を巻いて玄関方向から出たようだ」とも。玄関に家財道具が集まっています。


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 Mさんもよく気がついて働きます。体力もあります^^


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 道路に設置された消防用の水を使って泥を流すことができました。


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 道路脇の水路の泥を浚っていたら、なんと!こんな大きなスッポンが!手と比べてみて下さい(・・)

家主のYさん曰く「売ったら5000円にはなるよね」  「こんな時に見つかったんだから殺生したらいかんばい、川に放さんと!」  田んぼに上がって死んだ川魚とか色々あります。災害は人だけじゃ無いんですね。


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 自衛隊設置のお風呂


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 来るときも「こんなところで何やってんだろう?」と思いながら横を通りましたが、給水車に水を補給していたんですね。ご苦労様です。




 県内寺院からも「何かお手伝いを」「何かあったら言って下さい」「足りないものは?」と色々ありがたいお言葉を頂いています。「ホテルで使うような歯磨きセットが欲しい」「下着」とか「間仕切りが欲しいね」という要望がありましたが、日々変化していくので対応は難しいかもしれません。被災した方からは「とにかく来てくれただけで」「声をかけてくれるだけでうれしいのよ」とありがたい言葉も頂きました。


 日蓮宗の女性教師(僧侶)の会からタオルを頂けるとの申し出がありましたので、喜んで受けることにしました。うちは掃除用の使い古しのタオルを明日持参します。


 今日は、ペットボトル1リットル入りのコーヒーとジュース、野菜ジュース、瓶入りインスタントコーヒー持参しました。職員の方からは「コーヒーは無かったのでありがたい」と言われましたので、瓶入りを明日も持っていこうと思っています。



 「家に居るときのように」「ゆっくり寛ぎたい」「ゆっくり寝たい」


 「これが夢だったら・・・」  

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日田市大鶴方面は今 [災害]

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 ここは福岡県東峰村のすぐ下流に当たる場所です。

 川が湾曲してまっすぐに土手に当たるところなので、水量が多いとすぐに水が上がる場所です。


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 見る影もありません

 道路が無くなって水路のコンクリートの上に板を渡して通路にしています

 田んぼも泥と水面に変わり果てました


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 山から出る小さな流れにセリが生えている、そんな場所です。

 


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 日田彦山線の踏切  宝珠山方向 ↑


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 反対方向 大鶴駅方向 ↑


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 夜明橋も落ちています ↑


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 国道386号線と211号線の三叉路あたり



 明日は息子とお手伝いに行きます。





 グルッと市内回りましたが、山崩れで川が堰き止められダムのようになっている日田市小野地区は、緊急車両以外入れない状態でした。


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そして [災害]

 4日5日は大分県の当番で教区行事

 宗門行政トップの宗務総長ほか内局をお迎えしての懇談会開催でした。


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 落ち度のないように準備して万全だったはずが


 4日は測ったようにどんぴしゃ台風の接近と大分市の真上を通過!で東京からは勿論、九州各県からも誰も来られないかも・・・・・・・・・と、だいぶ心配しましたが、朝方欠航していた飛行機も台風の通過が速かったので遅れもなく、無事開催することができました。



 5日は台風も通り過ぎ



 午前中の会議終了後お昼ご飯を食べ、皆さまをお見送りし終えて、今年最大の行事終了~~~やったねぇ~~と意気揚々日田に帰りました・・・


 で、午後3時頃豆田の花月川の橋を渡るとき川を見たら、普通よりもちょっと水量が多いかな・・たいしたことないね・・だったのです。


 ところが


 フルフル


 雨が降る


 土砂降りが   いつまでも いつまでも


 テレビを見てたら福岡県に警報が出、次いで大分県に「今まで経験したことのないような大雨が」という警報が発令され、スマホはチャランチャラン鳴り出すし、雷はバリバリ落ちるし・・パソコンの前に座れる状態ではなくて、テレビに張り付いてました(ー_ー)!!


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 午後10時頃に近くのJRの鉄橋が流れたのですが、流れてくれたのでダムにならず、堤防が決壊しなかったのではないかと、(JR九州には申し訳ありませんが)密かに感謝しています。今現在ここの上流小野地区で山が崩落して危ない状態になっていると、ずっと放送されています。 


 朝になり雨が止み、豆田の町や檀家さんの家を回りましたが、床上床下浸水がかなり出ています。5年前の水害では川の右岸がずらっとやられましたが、今回は反対側の被害が多いようです。




 そして


 日田も相当被害があるのですが、それ以上に酷いのが福岡県です。


 ↓ 朝倉市杷木付近


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 橋は大体こんな感じに流木が引っかかって、かろうじて通れる橋もある状態です。

 よく見ると歩道を車が走っています。




 ↓ こちらの家の携帯に電話したら「床上浸水で泥が上がってどげんしたらいいか・・」ということだったので、息子たちと3人で伺いました。

 川の横なのであっという間に浸水し、庭の深いところで1㍍くらい泥が上がっています。



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 家財道具はほぼ出していたので居間の掃除。


 電気水道が止まっているので、川の水を汲んで、とりあえずの掃除を手伝いました。親戚の方も集まってみんなでワイワイしたのですが、なんでも「お隣は『共済の人が査定に来るまでなんも扱わん』って言ってほんとに何にもしとらんとよ」とのこと。お風呂は「近くの温泉が無料解放になってる」とのこと。それぞれ、できる範囲でするしかないです。


 明日は大鶴町の瀬部という地区に行く予定です。入れれば良いのですが。



 皆さまから心配の電話やらメールやらライン等頂き感謝申し上げます。うちのお寺は少しだけ周りよりも高いので水の被害は今まで経験したことがありません。日頃頂いている色々なご厚意をこういうときにほんの少しでも返せれば良いと、山内一同思っています。 

 

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