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足下から [人]

 先日法事でお隣だった方のお話です。「うちは田舎なんじゃけど、昔は隣り組の話し合いで折り合いがつかんことはよくあった。そん時は何回も集まってみんなで話し合った。それが町の方から大きな企業に勤めてた人たちが退職して帰ってくるようになったら、何でも多数決で決めて、『はいお終い!』になってしもうた。決めごとちゃそういうもんじゃないんやけんどのう。少数意見の人の気持ちも汲んで、お互いに暮らしやすいようにせんといかんっち、わし等は思うけどなぁ」


 本来の民主主義って、そうなんですよね。結論に至る過程が大事なんで、いろんな意見を聞いて最終的に決を採る。内田樹氏が仰るように「この国は会社組織的決め方しか知らない人たちばかりになっている」という、即断即決がもてはやされることの恐ろしさ。アベ首相も、スピード感のある政治!なんて言って利益誘導型の謀をやっています。もはや政治ではなく、単なる事業。それが良いといって支持する経済界や若者たち。もはや個人のレベルでも民主主義が成立していないのです。


 道徳や倫理、学力を言いながら実は足蹴にする政治屋たち。


 伝統を尊ぶと言いながら国の基本たる公文書の改竄を許す姿勢。会議の議事録すら作らない排他独善主義。徹底して開示しない秘密保護法の施行。腐るはずです・・・



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 サクランボ


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 シランの紫


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 シランの白


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 シラン


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   エビネ





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