壊れている [人]
適菜収氏の「問題は右でも左でもなく下である」のP37に
『「もはや国境や国籍にこだわる時代は過ぎ去りました」などと言う人間がナショナリストであるはずはないし・・』と書いてあるのを見て5年前(2013年)の9月、アベ首相がニューヨーク証券取引所で演説した言葉を、今更ながら思い出しました。
「法人税を引き下げて企業が日本で活動しやすくします」という、リップサービスであったのですが、自称保守の首相が「私は壊れています!」と自白した言葉でもあります。
つい先日ジミントウのアカイケ誠章議員が、映画「ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年」のキャッチコピー「友だちに国境はな~い」について、文科省に「国家意識なき教育行政を執行させられたら、日本という国家はなくなってしまいますから」といちゃもんを付けたと報道されていますが、すでに5年も前にジミントウ総裁であり国家の最高責任者と自負するアベ首相は、NY証券取引所でその国家観「もはや国境や国籍にこだわる時代は過ぎ去りました。私はあなた方と同じ新自由主義経済を信奉するグローバリストです」と堂々と開陳しているのです。
アカイケ議員はご存知なんでしょうが、国家意識なき首相がこの国を引っ張っているのです、もう5年も前から・・・そろそろ・・・いくらなんでも・・・終わりにしませんか?
恥ずかしいでしょう、大人として、議員として。
どの口で「道徳が必要」なんて言うのだろう。
どんな顔して靖国神社にお参りできるのだろう。
文科省に注文を付けるなら、「まず親分のアベ首相へ」から、です。
もしかして文科省の担当者はキャッチコピーを作るときにNYでの演説が頭にあったのかもしれませんね。彼等は頭もよく、記憶力抜群でしょうから。忖度したのかも。