年には勝てないけど [人]
先日檀家さんから「家に泥棒が入ったので今日のお参りは申し訳ないけれど、ご遠慮します。警察に行かねばならないので・・」と電話がありました。「それは大変ですね」と電話を切ったのですが、昼過ぎにまた電話があって「警察に来てもらって調べたら・・勘違いでした。お参り、今からでも来てもらえますか?」とのこと。何でも、ご主人に相談なく奥様が違う場所に大事なものを移動していたのだとか。それを忘れて、二人で一生懸命捜したようです。今回は大事に至らず良かったのですが、お年寄り2人住まいとかだと、そういうことも増えていくようで心配です。
別の方は「やっと退院しました。護持会費払いたいけれど領収書がどこにいったか分からなくて。いくらでしたか?自分でもこの頃少しおかしいって思います。後で主人をお寺にやります」というようなことも。しっかりした奥様だったんですが。九十も近くなるとみんなそういうふうになりがちですよね。
頭だけじゃなく足腰も言うこと聞かない、そんな「年には勝てない話」よくあります。
週二回のグランドゴルフが楽しみなIさん、九十二才。ある時、クラブのみなさんに「こんなばあちゃんが来てから・・もう辞めたら良いのに、って言わないでくださいね」と言ったらみんなが「あんたが来るからみんな頑張れるんだから、辞めたらいかんばい」って言われたそうで、その話をしたときはうれしそうでした。年には勝てないけど仲良くはしていけます。
励まされる、励みになる、良い仲間と共に
お彼岸お中日の接待用金時豆、準備できました。