できる人が [助け合い]
きょうは「チーム大分」が主催して、熊本県益城町で活躍されている吉村静代さんを招いての講演会でした。
「自分の身を守る・・そしてみんなで助け合う」と題して、吉村さんと当地のボランティアで現地に行った中学生がそれぞれ自分の体験を発表してくれました。
中学生たちのしっかりした活動報告も素晴らしかったし、吉村さんの「できる人が できることを できるしこ(できるだけ)」しましょう、という立場で被災者自身が自分たちのコミュニティを運営する、決して平等を強制しないというお話し、説得力がありました。地震後になぜ被災者をとりまとめて避難所を上手く機能させることができたのですか?と質問をしましたら、彼女自身も被災したのですが、もともと「平成5年から自分たちの町は自分たちで創るというNPOを立ち上げていて、それは住む者が郷土に誇りを持てる町づくりがしたかったから」だと言います。
さらに「自分が楽しく」という思いがあるので、へこたれないで前向きにシステムを作り上げようとしたのだそうです。強制しないでみんなが自主的に動ける環境創りをされたと。
一番心がけたことは知らない者同士が集まる避難所の中に、どうやって意思疎通を図れるコミュティを創り上げられるか。行政じゃないからできたこと、他地区から派遣された県職市職の能力を上手に活用できたこと等あるのですが、やはり一番は「悲惨な状況であっても自分が楽しくありたい」という思いで動いたから。それが他の方を無理なく動かしたのでしょうね。
「できる人が できることを できるしこ」
最後にみんなで「故郷」と「花は咲く」を合唱しました。歌は良いですねぇ