伊勢崎賢治 [本]
今日は、水難で亡くなった方々の供養碑「竹田の宝塔様」の掃除に行ってきました。カンカン照りです。
「日本人は人を殺しに行くのか」 戦場からの集団的自衛権入門
伊勢崎賢治著 朝日新書
紛争屋を自称する伊勢崎賢治氏の著書の 185ページからちょっとご紹介します。
【 稼働していようといまいと、原発施設の脆弱さは同じです。こんなものをよくこれだけ日本の沿岸に造ってしまったのだと思います。狡猾な敵は”外”からではなく、”内”から狙うのです。原発の作業員にどこかの国がスパイを紛れ込ませるなんて簡単な話です。
安倍首相は、国民の生命を護るのが使命と高らかに宣言しました。この言葉の重みを今一度、しかと考えるべきです。日本は、狙われたら日本どころか地球規模のダメージを発生させるものを、わざわざ国土の縁にずらりと並べた、国防上、最も脆弱な国家なのです。そもそもこの国を守るためには、単に武力を増強すればそれで済むという話ではありません。
これは、COINにとって大切なことの話と全く同じ構造のものです。なるべく”敵をつくらない”こと。それが日本にとって、最も安上がりで効果的な「国防」の方法なのです。そのためには、「敵を作らないための素質」を高め、他国の敵愾心を煽るすべての行動を慎むことです。 】
原発の危険性はもちろんですが、集団的自衛権容認のための15事例の虚構についてもしっかりと検証されています。非常事態条項創設が見えてきた今、この国と国民の安全についてしっかりとした意識の共有をするためにも是非ご覧ください。
危険ドラッグの政府広報ですが・・・ドラッグよりも
非常事態宣言は「1回だけ」でも危険です。
もし、甘い言葉で改憲を誘われたら、しっかりと断りましょう。
日本の沿岸には43基の原発があります。
大地震による危険
テロによる危険
危険ずくめの原発再稼働
ありえません。
by ファルコ84 (2016-07-22 23:58)
山本太郎は言いました。原発にミサイルの備えはあるのですか?と
脅威があればしているはずですが、脅威は自分たちの野望の為に
ただ、あおっているだけです
非常事態宣言は、もう怖すぎますね
フランスもトルコも 粛清された方も多い
by majyo (2016-07-23 19:41)
物心からの防衛ですね。
原発の廃炉とブツを持たない防衛、、、「日本国憲法」を守ることですね。
by えんや (2016-07-23 20:21)
ファルコ84さん 今と未来の安全安心をとるか、安い電気という今をとるか?いつか廃炉しなくてはならないわけですから、いつまでも先送りすることはできないのですが。
majyoさん 伊勢崎賢治さんは「紛争の現場で飯を食ってきた紛争屋」と言うだけあって、現実的な戦争やテロの回避に向けた提言をされています。本を読まれてください。
えんやさん 軍法を持たない自衛隊の怖さも指摘されています。アフガンでの「美しい日本という誤解」を最大限生かせば、日本は自衛隊という武力を海外に展開する必要はなく、アメリカを補完し平和に貢献できると。
by gonntan (2016-07-23 22:46)
素晴らしい警鐘です!
by momotaro (2016-07-24 18:24)