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矢作直樹氏 [本]

神は在るか、魂魄は在るか。

矢作直樹著 「人は死なない」 バジリコ株式会社刊

  ある臨床医による摂理と霊性をめぐる思索  P217より

「人の一生は一瞬の夢にも似た儚く短いものです。だからこそ、人は現世に執着するのかもしれません。愛する人の死を悼み、自分の死を怖れる。その気持ちはよくわかります。しかし摂理、霊魂の永遠に思いを重ねつつ、今に没頭すれば、肉体の死を恐れることなく勇気を持って生きることができるのではないかと私は思います。中略 『人は自分に与えられた身体を受け入れ、その声を聴き、精一杯活かすことで、感謝の気持ちを持って生きていかれる』、これは真理だと思います。人はみな理性と直感のバランスをとり、自分が生かされていることを謙虚に自覚し、良心に耳を傾け、足るを知り、心身を労わり、利他行をし、今を一生懸命に生きられたらと私は思っています。そして、『死』を冷静に見つめ穏やかな気持ちでそれを迎え、『生』を全うしたいものです。

 寿命が来れば肉体は朽ちる、という意味で『人は死ぬ』が、霊魂は生き続ける、という意味で、『人は死なない』。私はそのように考えています。」

 

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  お彼岸の前に、松の剪定

 

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aya

死ぬのは怖いです。でもその頃には、もう自分が何者だか
分からなくなっているのでしょうね、そう願います。
怖がりなんです(・・;)
by aya (2013-09-22 00:36) 

gonntan

ayaさん 遣り残したこと、したいことができないこと、離別・喪失感や痛み、自分というものが無くなる恐怖などいろいろありますね。死という経験がないのか、忘れているのか・・・いわゆる臨死体験をされた方は、死ぬのが怖く無くなったと言われるようですが。
by gonntan (2013-09-22 19:42) 

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